流涙症(なみだ目)

流涙症(なみだ目)

悲しくないときも通常涙は常に出て、眼の表面を守っています。しかし、過度に涙が出すぎてしまっては困ります。涙がたまり、目が潤んでいる状態を「涙目」、それ以上に涙があふれてこぼれ落ちるほどの状態を「流涙症」といいます。涙は涙穴から鼻の奥へと流れ、この流れる路のどこかが閉塞すると、涙がまぶたの外にこぼれるようになります。

症状

悲しくないのに涙がこぼれ落ちて、ハンカチが手放せないなど、日常生活に支障をきたします。症状がひどくなると、眼のまわりの皮膚が赤くただれてしまうこともあります。

当院での治療法

涙道の排出路のどこかが詰まると、涙があふれたり、炎症を引き起こすので、涙道内視鏡で閉塞部分を確認し、開放します。
手術は日帰りで行います。

※手術自体は当日で完了しますが、術前の検査、術後の経過観察のために通院していただく場合もあります。

涙管シリコンチューブの挿入

・眼・涙の通り道、鼻へ麻酔をして上下涙点よりチューブを挿入し、鼻の中まで入れます。
※処置時間は20~30分ぐらいかかります。

手術後の注意

  • 翌日より洗顔、先発、入浴できます(当日は首から下のみシャワーができます)。
  • 一週間に一回洗浄します。
  • チューブは約2~3カ月で抜去します。

重症例にも対応

重症例には、レーザーで骨を溶かして別の涙の道を作る、涙嚢鼻腔吻合術を行っております。

お問い合わせはお気軽に

目に関するお悩みは、広島市東区にあるひがき眼科までお問い合わせください。患者さまに安心して治療を受けていただけるよう、専門的な内容をわかりやすく説明するなど、丁寧なカウンセリングを心掛けています。